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永谷脩さん死去…イチローにも直球勝負で向かっていったライター

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この記事の所要時間約 4 分

 永谷脩さんが68歳でお亡くなりになられた。急性白血病ということだった。私はNumberの読者でもあるので悲報を聞いた時はショックだった。

イチローをマスコミ嫌いにさせた事

 イチローは「メディアと選手というのは戦っています。お互いが緊張しなくてはいけないし、お互いが育て合う関係だと思います。ですから妥協はしたくないのです」とインタビューで発言していたことがあったという。

 確かにイチローとマスコミというのはいつでもピリピリした関係という印象がある(最近はそうでも無くなったが…。)

 文藝春秋ではじめられた「イチロー 大リーグへの夢日記」でイチローがメジャー入りを表明したという記事を書いた永谷脩さんがイチローを怒らせたことは有名な話かもしれない…。

 イチロー自身が若かったこと、そしてイチローが心を許していた相手だけに裏切られた、がっかりしたと感じたのだろうか…。

 それからイチローは『マスコミ嫌いになった』と言われている。

 しかしそれは逆に言うと、永谷脩さんが親しみやすく信頼できる人だということの裏返しではないだろうか…。

永谷脩さんの言葉

 永谷脩さんの言葉で覚えているのは、イチローがマリナーズからヤンキースへ移籍した時に語った理由だ。

 移籍理由を次のように述べている

「イチローは年間200本安打へのこだわりが非常に強かった。メジャー入りのあと200本をクリアし続けたが、その選手が200本を打てなくなって、優勝争いの緊張感のないチームにいても…と考えたのではないか」

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 イチローの実際の移籍会見を聞いても記録の事は一度も言っていないが、こういうものの言い方をすることがいかにも永谷さんらしいと感じた覚えがある。

 そして、イチローがヤンキースにもたらす効果については

「主砲はたくさんいるが、足を使える選手はいない。ワールドシリーズなどの短期決戦でいかに活躍できるか、価値が注目される」

 と話している。

 結果はどうだっただろうか?

 ヤンキースは2012年、ワールドシリーズこそ行けなかったものの、イチローはポストシーズンで獅子奮迅の活躍をしている。

 それは長年培ってきた永谷さんの確かな目があったのではないだろうか…。

 イチローは永谷さんの死をどのように感じるのだろうか…。

 漫画家の水島新司とともに月刊『一球入魂』の創刊に関わり、長くライターとして活躍した永谷さんがお亡くなりになられたことを寂しく思う。
 

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