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教科書検定の問題点とは何か

都会のイメージ(上から)

この記事の所要時間約 4 分

教科書検定の問題点について書こうと思います。

結果については賛否あるところですね。

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自虐ネタが少なくなった

個人的にはここが一番の問題点かなと思います。

世界のベストセラーとして知られている聖書と比較するとわかりやすいのではないかと思います。

聖書が他の書物と異なる点は

「筆者自身が自分の失敗をありのままに描いている」ところにあります。

誰でも自分の失敗ネタは書きたくないものです。

その後成功したら失敗も笑い話になりますが通常は「自分は間違っていなかった」と思うあまり、自分を否定するような記述が少なくなります。

今回の教科書検定の問題点にひとつとして

「日本政府の立場が反映されることにより、自虐ネタが少なくなった」

事を挙げることができます。

例えば竹島の記述について

竹島を巡る歴史的経緯や韓国が不法に占拠していることや、日本は抗議するとともに、問題を国際司法裁判所に委ね、平和的に解決するという提案を行ったものの、韓国が拒否し続けていることなどが記されているそうです。

これが事実であったとしてもかなりバランスが悪い記述内容かなと思います。

また、これまで憲法違反とする意見を強調するなど否定的に伝えることが多かった自衛隊については

災害派遣などの役割を強調する記述が増えたこと、「今後自衛隊が力を入れていくと良い面」として、1位「災害派遣」、2位「国の安全の確保」などとの結果が出た平成23年の内閣府の世論調査を掲載しました。

この点が掲載されている子供たちがみるとどう感じるでしょうか…。

やはり、「日本は間違っていない」ということだけを植え付けてしまうのではないかと思います。

間違いもありのままに記述することで、読み手に考えさせ結論させる教科書こそふさわしいものではないでしょうか。

実際ある教授

「政府見解を盛り込むことに異論はないが、その扱い方全体を見ると政府の意向に近い形で強調するような結果で、バランスを欠いているのではないか。逆の立場の見方が圧縮されたり、多面的な出来事や問題の本質が分からなくなるような傾向が、一部出ていると思う」

とコメントしています。

教科書検定から読み解く日本の未来

教科書検定に政府見解が反映されていく流れをみて個人的には

20歳の選挙権を引き下げる議論と結び合わせて考えてみました。

今日本では選挙に行くことのできる年齢を引き下げる議論があります。

確かに、教科書に何も政府見解がなくそういう意味で教育されていない日本の10代の若い人に「政治に興味を持て」というのは無理な話です。

そういう意味では今回の教科書検定は若い人を早い段階から政治に興味を持たせることに一役買うかもしれません。

一方で、教育に主観が入りすぎると偏った見方ができてしまう現実もあります。

ありのままの日本ではない日本を教科書から学んでいく事になれば、問題の本質が見えないまま「政府の見解を押し付ける」形になってしまい、結果日本が美化されていくことになります。

戦争を放棄した日本が時代の流れに合わせて少しずつ変わろうとしていることは間違いありませんが、過去、現在の日本を正直に記載するなら教科書はベストセラーとして親しまれることになるのではないでしょうか。

インドネシアが日本の未来を創る

教科書検定に関してのまとめはこちらです。
「教科書検定」結果の公表でなぜ”韓国は反発”したのか

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