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吉田初三郎の鳥瞰図は遊び心がいっぱいつまった「夢の地図」だった

zatugaku

この記事の所要時間約 4 分


 ここしばらくは、バレンタインだのひな祭りだので、私のGoogleロゴ専用アカウントが眠っていたが、「吉田初三郎」などというニッチな人物を用意されたからにはまとめざるを得ない…。久しぶりに人物にスポットを当ててまとめてみた。

吉田初三郎と鳥瞰図

 宮崎が日本のハワイと呼ばれるかなり前、大正時代は空前の観光ブームだった。…とここで大正時代にタイムスリップしたとして、知らない土地を観光することについて考えてみて欲しい。
 
 ネットでの下調べはおろか、カーナビもない。さらに言うと、地図さえもままならなかった時代だ。この時代ようやく移動手段としての鉄道が定着した時、鳥瞰図が役に立ったという。鳥瞰図とは文字通り鳥が見ているような上空からの地図のこと。吉田初三郎は鳥瞰図を描く仕事に着手した。

 彼が書いた京阪沿線の地図は後の昭和天皇から褒められた。お偉いさんから褒められたらテンションが上がる。そのためか彼は全国の鳥瞰図を手がけ、総数は何と1600点ほどになるという。1日1点描いたとしても4年半ほどかかる枚数だ。

遊び心いっぱいの夢の地図だった

 日本地図を手がけた江戸時代の人といえば伊能忠敬がいる。彼は全国を旅しながら緻密な絵を描き上げていった。それもまた立派な地図だ。

 しかし、吉田初三郎の鳥瞰図は少し違った。彼の鳥瞰図をカテゴライズすると「初三郎式絵図」という独自のものになる。つまり、完全オリジナルな地図なのだ。地図にオリジナルがあっていいのかという話になるが、調べていてなんとなく地図を描く彼の気持ちがわかったような気がした。

 彼が大事にしていたのは正確さではなくそれを見る人の気持ちだ。観光ブームの大正時代、人々はある意味浮かれた状態にあった。「大正デモクラシー」と呼ばれる新たな思想も出てきていた。「今日は汽車であっちにいってみよう」…今もそうだがリア友と旅行に行くときのテンション…その気持ちの事だ。

 吉田初三郎はそれをデフォルメ化した遊び心のある地図で、観光者の気持ちに応えたのではないか…。例えば彼の鳥瞰図を代表するものとして北海道の地図を挙げることができる。それは鳥瞰図には変わりないのだが、そこには樺太やハワイ、そして何とサンフランシスコまで書いてある。

 鳥でも見渡せないアメリカの風景を地図として描く…今でもどこかの高い建物(タワーなど)に観光に行くと展望台の所に鳥瞰図的な地図がある。霞んで遠くのほうが見えなくても「へえ、ここから富士山が見えるんだって」…一緒に観光に来た人と話す機会になる。

 大正時代、もちろん飛行機もない時代に北海道の鳥瞰図をみた人はどう感じただろうか…。遠いアメリカの地が妙にリアルに、近く感じたかもしれない…。吉田初三郎がいかに観光する人の気持ちになって地図を描いたかが分かるエピソードではないだろうか…。

 吉田初三郎がどんな気持ちで鳥瞰図を書いたのかは分からない…。ブログでもちょっと読む人を楽しませようと、嘘は付かないまでもエンタメ性を持たせることがあるのではないだろうか…。そんな「純粋に人を喜ばせたい子供のような気持ち」が「初三郎式絵図」と呼ばれた理由の根底にある気がしてならない…。

今日のまとめ

 Googledロゴ「吉田初三郎」の鳥瞰図にみる遊び心が楽しい
 久しぶりにまとめたGoogleロゴ偉人シリーズに新たな1ページが刻まれた。興味のある人は「人物図書館」かトピックの「Googleロゴ」をクリックしてこれまでの偉人たちも堪能して欲しい…。

 

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